湿板写真、環境改善
これまで湿板写真の作業はモノクロ現像と同じように、バットを並べて暗室で作業をしていた。1年前に湿板写真専用ダークボックスをアメリカのメーカーに発注したけど、受注生産だったようで2ケ月待ち、受け取り前に帰国してしまい手持ち運搬に失敗。他にもいろいろオーダーしたらけっこうな重さになってしまい、日本までの運賃が購入額とほぼ同額に(汗)安い運送会社を探しているうちに1年近く掛かってしまった。この度めでたく格安運賃で到着しました。
硝酸銀溶液をアクリルケースに入れる前にサンニング(ただの日光浴)してみた。pH値は4〜5が推奨値とある。こちらはアマゾンで購入したデジタルペーハー測定器で測ったところ4.5と理想的な値になった。
このタンク8×10用なので1リットルの薬品が必要になる。先ずははがきサイズの硝子でテストしてみる。今までの皿現像とは比べものにならないスムーズな作業ができるようになった。何より準備と片付けがメチャ楽に!
肝心の湿板写真はというと、フォグ(カブリ)が酷い、コロジオン溶液を希釈してみたけど解消せず・・・まだ400mlぐらい残っているけど諦めて、新しく調合し直すことにする。
ようやく作業環境が整ったので、次はいかに美しくコロジオン液を硝子の上に流せるかだ!